ほぼ全ての競技動作はCMJ構造
ジャンプが伸びない、切り返しが遅い…その原因は「筋力不足」ではなくCMJ(カウンタームーブメントジャンプ)構造の崩れかもしれません。
神戸・六甲道のジムNeeDS(ニーズ)のトレーニングでは、CMJと力‐速度曲線からタイプ別に課題を特定し、パワーの出力を上げていきます。
ブレーキ(エキセントリック)局面・切り返し時間・最大パワー点のズレが整理でき、闇雲なジャンプやウエイトから抜け出せます。SJ(スクワットジャンプ)との差や「フォース不足/ベロシティ不足/伸張反射(ストレッチショートニングサイクル)不全」の見分けも具体化します。
体作り専門店として、現場で使える見立てと処方をまとめます。
(この記事で分かる事)
・CMJ(カウンタームーブメントジャンプ)とSSC(ストレッチショートニングサイクル)の本質
・力‐速度曲線の見方
・フォースxベロシティ分類での3タイプ別の処方
CMJ(カウンタームーブメントジャンプ)は、
一度沈み込んで(エキセントリック)から即座に跳ぶ(コンセントリック)という、
人間の跳躍・加速・投射動作の本質をそのまま切り取ったテスト/エクササイズです。
神戸・六甲道のアスリートジムNeeDSでは、アスリートのパフォーマンスを最大化する為に、このCMJをとても大事に扱います。
- スクワットジャンプ(SJ)との最大の違い
→ SSC(ストレッチショートニングサイクル:伸張–短縮サイクル)を含むかどうか - スポーツ動作との親和性
→ 野球の投球・打撃、ゴルフスイング、スプリント、切り返し、ジャンプ着地など
ほぼ全ての競技動作はCMJ構造
つまりCMJ(カウンタームーブメントジャンプ)は
👉 「筋力」だけでなく「神経系・タイミング・速度」を含めた出力能力を見る指標です。
力‐速度曲線(フォースベロシティカーブ)の大前提

① 基本概念
筋が発揮できる「力(Force)」と「収縮速度(Velocity)」には
反比例関係があります。
- 高負荷・低速度 → 大きな力
- 低負荷・高速度 → 速い収縮
この関係をプロットしたものが力‐速度曲線です。
重要なのは👇
ジャンプは「最大筋力」ではなく「中~高速度域での力発揮」
CMJは、力‐速度曲線の
ちょうど“中間~やや速度寄り”のゾーンを強烈に使う動作です。
CMJを力‐速度曲線上で分解する
CMJを3フェーズに分けて考えます。

フェーズ①:エキセントリック局面(沈み込み)
ここでは
- 股関節・膝・足関節が屈曲
- 主動筋(大臀筋・大腿四頭筋・下腿三頭筋)は伸ばされながら力を出す
力‐速度的特徴
- 収縮速度:負(ネガティブ)
- 発揮張力:最大に近い
👉 力‐速度曲線の「左側(高Force)」を使っている
ここで重要なのは
「どれだけ速く、強く止められるか」=ブレーキ能力
- エキセントリックが弱い
→ 沈み込みが深くなる
→ 切り返しが遅れる
→ 力が逃げる
CMJが低い選手の多くは
コンセントリック不足ではなく、エキセントリックの制御不全です。
フェーズ②:アモルタイゼーション(切り返し)
沈み込みから跳びに移る一瞬の局面。
- 時間が長いほど
→ 弾性エネルギーは熱として散逸 - 神経系の切り替えが遅いほど
→ 力‐速度曲線上で「力も速度も中途半端」になる
ここは
👉 力‐速度曲線そのものより「時間×神経系」の問題
CMJが高い選手は
- 切り返し時間が極端に短い
- 力を“溜める”というより“反射的に返す”
フェーズ③:コンセントリック局面(跳び)
ここがCMJの核心。
力‐速度的特徴
- 収縮速度:中~高
- 発揮張力:最大ではないが高い
ここで使われるのは
最大筋力ではなく、力‐速度曲線の「傾き(Slope)」
CMJは「最大パワー点」を突く動作
力‐速度曲線から派生するのが
パワー(Power = Force × Velocity)曲線
- 最大パワーは
👉 最大筋力の約30〜50%負荷域 - 速度的には
👉 中程度の収縮速度
CMJはこの
「最大パワーゾーン」を狙い撃ちする動作
だから👇
- 最大筋力が高いだけの選手
→ CMJは伸びない - 速く動けるだけの選手
→ 高さが出ない
力‐速度曲線のバランスが崩れているとカウンタームーブメントジャンプ(CMJ)は必ず頭打ちになります。
神戸・六甲道のアスリートジムNeeDSでは、この頭打ちがないようにあらゆるアプローチを駆使します。
CMJタイプ別・力‐速度曲線の崩れ方
① フォース不足型(Force-deficient)
特徴:
- スクワット1RMが軽い
- 沈み込みが深い
- 離地が遅い
力‐速度曲線:
- 左側(高Force)が低い
- 全体が下に沈んでいる
対応:
- 高負荷スクワット
- アイソメトリック
- スローテンポECC
フォース不足型とは何か
フォース不足型とは、
収縮速度に対して発揮できる「絶対的な力(Force)」が足りない状態を指します。
力‐速度曲線で見ると👇
- 曲線全体が下方に沈んでいる
- 特に左側(低速度・高Force領域)が弱い
- 結果として
→ 中速度域のパワーも作れない
→ CMJの高さが出ない
重要なのは、
フォース不足型は「遅い選手」ではない
むしろ
- 動きは軽い
- ジャンプの“キレ”はあるように見える
- でも高さだけが伸びない
というケースが非常に多い。

フォース不足型の典型的特徴
① CMJ・SJ(スクワットジャンプ)の特徴
- CMJ:低い
- SJ:さらに低い
- CMJ − SJ差は比較的大きい
→ SSCは使えている
→ しかし「土台の力」がない
この時点で
「跳び方」の問題ではなく「力の総量不足」が疑われます。
② 動作上の特徴
現場でよく見るサイン👇
- 沈み込みが深くなりやすい
- 踏み切り時間が長い
- 「力を溜めてから跳ぶ」タイプ
- 高さよりリズムで跳んでいる
これは
小さい力を時間で稼ごうとする代償動作です。
③ 筋力テスト・ウエイト指標
- バックスクワット
→ 体重の1.3〜1.5倍以下 - トラップバーDL
→ 高回数はできるが高重量が苦手 - アイソメトリック保持
→ 早期に崩れる
特に
👉 「ゆっくりならできる」ではなく「そもそも重い力が出ない」
④ 競技特性との関係
フォース不足型が多い競技:
- 成長期アスリート
- 野球(特に投手・内野手)
- ゴルフ
- 持久系から転向した選手
理由は明確で、
「力を最大まで使い切る経験」が少ない。
力‐速度曲線から見た本質的問題
フォース不足型の本質は👇
最大筋力が低い
→ 曲線が下に沈む
→ 最大パワー点も下がる
→ CMJが伸びない
ここで重要なのは
スピードトレーニングを追加しても解決しないという点。
- 右側(Velocity)をいくら伸ばしても
- 左側(Force)が低いままだと
- 曲線の「面積」は増えない
土台がない建物に上階を増やすようなものです。
フォース不足型のトレーニング原則
原則①「高負荷×低速度」を恐れない
フォース不足型に最も必要なのは
👉 高い力を出す経験
- 速度は二の次
- バーが遅くてもOK
- 正確なフォームで“重さに耐える”
原則② エキセントリックを作る
CMJに直結するのは
「重さを止められる力」
- エキセントリック耐性がない
→ ジャンプで力が逃げる
原則③ 関節別ではなく「全身同時出力」
フォース不足型は
- 大腿四頭筋だけ
- ハムだけ
- 体幹だけ
という分離思考では改善しません。
👉 股関節・膝・足関節の同時出力
具体的トレーニングアプローチ
① 高負荷スクワット系
- バックスクワット
- フロントスクワット
目安:
- 80〜90%1RM
- 3〜5回 × 3〜5セット
- レストは長め(3〜4分)
ポイント:
- 切り返しで“反動を使わない”
- 底で一瞬止める(1〜2秒)
② アイソメトリックトレーニング
フォース不足型には非常に有効。
例:
- ミッドサイ・プル
- ボトムポジションスクワット保持
効果:
- 最大筋力向上
- RFDの初期立ち上がり改善
- 「力を出す感覚」を作る
③ スローテンポ・エキセントリック
- 3〜5秒で下ろす
- 底で止める
- 速く上げようとしない
目的は
👉 「重さを制御する能力」
④ 最小限のジャンプ系
完全に排除はしない。
- 軽めのSJ
- 低頻度のCMJ
ただし
高さを追わない
→ 力がついてから自然に上がる。
よくある失敗パターン
❌ プライオメトリクスを増やす
❌ 反復ジャンプばかり
❌ 軽負荷・高速ばかり
これらは
Velocity優位型を作るだけで
フォース不足は放置されます。
改善のサイン(現場チェック)
- SJが先に伸びる
- 沈み込みが浅くなる
- 踏み切り時間が短くなる
- 「溜めなくても跳べる」感覚が出る
この段階で
CMJは遅れて一気に伸びることが多い。
神戸・六甲道にあるアスリートジムNeeDSの最大の特徴の一つは、
アスリートのためだけでなく、未来のトレーナーを育てる教育の場でもあることです。
大学や専門学校でスポーツ科学やトレーニング理論を学ぶ学生たちは、
教科書の中だけでなく、実際の現場で「生きた身体」と向き合うことによって本当の意味での理解を深めます。
NeeDSでは、その「現場学習」のステージが整っています。
六甲道という地域に根ざした温かい空間で、学生たちはアスリートや一般クライアントと直接関わりながら、
ストレングストレーニング、解剖学、神経生理学、コンディショニング、フィードバック技術といった
現場で即戦力となるスキルを体感的に学びます。
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② ベロシティ不足型(Velocity-deficient)
特徴:
- 重いものは持てる
- でも跳べない
- 地面反力の立ち上がりが遅い
力‐速度曲線:
- 右側(高Velocity)が伸びない
- 傾きが急すぎる
対応:
- 軽負荷ジャンプ
- バリスティック動作
- プライオメトリクス
ベロシティ不足型とは何か
ベロシティ不足型とは、
十分な力(Force)を持っているにも関わらず、その力を高速で発揮できない状態。
力‐速度曲線で見ると👇
- 左側(高Force)は高い
- 右側(高Velocity)が伸びない
- 曲線の傾きが急すぎる
結果として
👉 中速度域のパワーが出ない
👉 CMJの高さが伸びない
ここが重要👇
ベロシティ不足型は「筋力不足」ではない
むしろ
ウエイトは強い、でもスポーツ動作が遅い
という典型例です。

ベロシティ不足型の典型的特徴
① CMJ・SJの特徴
- SJ:そこそこ高い
- CMJ:思ったほど伸びない
- CMJ − SJ差が小さい
→ SSCをうまく使えていない
→ 「溜めてから一気に出す」ができない
② 動作上の特徴
現場でよく見るサイン👇
- 沈み込みが浅すぎる or 固い
- 切り返しで“止まる”
- ジャンプが「押し出し型」
- 踏み切り時間が長い
一見パワフルですが、
動作が重く、キレがない。
③ 筋力・ウエイト指標
- バックスクワット
→ 体重の1.8〜2.0倍以上 - 高重量でもフォームが安定
- 反対に
→ 軽負荷ジャンプが苦手
👉 速く動かす経験が圧倒的に少ない
④ 競技特性との関係
ベロシティ不足型が多い競技:
- パワー系競技出身者
- ウエイト歴が長い選手
- 野球(捕手・内野手)
- ラグビー・アメフト
「強い=速い」と思われがちですが、
力を速く使う練習は別物です。
力‐速度曲線から見た本質的問題
ベロシティ不足型の本質👇
曲線の左は高い
→ でも右が伸びない
→ 最大パワー点が左に寄りすぎる
→ 実際の動作速度に合わない
つまり
「出せる力」が「使える速度」に届いていない。
ベロシティ不足型のトレーニング原則
原則①「軽く・速く・止まらず」
- 軽負荷
- 爆発的
- 減速しない
👉 力‐速度曲線の右側を引き伸ばす
原則②「意図的に速く動かす」
- 速く“上げよう”では足りない
- 速く動かす前提でセットを組む
速度は
勝手には上がらない。
原則③ SSCを「反射」に戻す
ベロシティ不足型は
- 溜める
- 固める
- 押し出す
になりやすい。
👉 考えないSSCが必要。
具体的トレーニングアプローチ
① 軽負荷バリスティックトレーニング
- ジャンプスクワット(20〜40%1RM)
- トラップバー・ジャンプ
- メディシンボールスロー
ポイント:
- 減速しない
- 空中で負荷を解放
② プライオメトリクス(反応型)
- リバウンドジャンプ
- ドロップジャンプ(低〜中高)
- 接地時間制限付きジャンプ
目安:
- 接地<0.2秒
- 高さより“速さ”
③ 速度意識のウエイト
- スクワット 30〜60%1RM
- 2〜3回 × 多セット
- 速度低下したら即終了
👉 バー速度が落ちたら失敗
④ コントラストトレーニング
例:
- 高負荷スクワット(85%)
→ 直後にCMJ or ジャンプ
目的:
- 神経系の速度スイッチON
- 「重い→速い」の再学習
フォース不足型との決定的違い
| 項目 | フォース不足型 | ベロシティ不足型 |
|---|---|---|
| 弱点 | 最大筋力 | 収縮速度 |
| 見た目 | 軽い動き | 重い動き |
| CMJ-SJ | 差あり | 差小 |
| 主処方 | 高負荷 | 軽負荷・高速 |
改善のサイン
- 接地時間が短くなる
- ジャンプが「弾く」感覚になる
- 軽いジャンプで高さが出る
- CMJが突然伸びる
特に
👉 重さを使わなくても跳べる感覚が出たら正解。
よくある失敗
❌ さらに高重量を積む
❌ 「力があるから大丈夫」と放置
❌ プライオを“疲労系”でやる
これらは
ベロシティ不足を悪化させます。
③ SSC不全型(CMJ特有)
特徴:
- SJとCMJの差が小さい
- 切り返しが“溜め動作”になる
力‐速度曲線:
- 理論値は悪くないが
→ 実動作で活かせていない
対応:
- ドロップジャンプ
- リバウンド系
- 接地時間制限ドリル
SSC不全型とは何か
SSC不全型(Stretch–Shortening Cycle Deficient Type)とは、
- 最大筋力(Force)はある
- 収縮速度(Velocity)も悪くない
それなのにCMJが伸びない
というタイプ。
力‐速度曲線で言えば👇
- 曲線自体はそこそこ良い
- でも実動作で再現できない
- 理論値とパフォーマンスが乖離
つまり本質は👇
力‐速度曲線の問題ではなく「つなぎ」の問題
SSCを“構造”で理解する
SSCは単なる反動ではありません。
CMJのSSCは、次の3要素が同時に成立して初めて機能します。
① 機械的要素(弾性エネルギー)
- 筋腱複合体(特に腱)
- 足関節・アキレス腱・足底
👉 伸ばされたエネルギーを逃さず返す
② 神経学的要素(反射・タイミング)
- 筋紡錘
- 伸張反射
- 運動単位の同期発火
👉 「考える前に返す」
③ 時間的要素(切り返し)
- アモルタイゼーション時間
- 0.15〜0.25秒以内が理想
👉 遅れた瞬間、SSCは死ぬ
SSC不全型は、
この3つのどこか(ほぼ必ず複数)が破綻しています。
SSC不全型の典型的特徴
① CMJとSJの関係
- CMJ ≒ SJ
- 場合によってはSJの方が高い
→ 反動を使うメリットが消失
→ SSCが機能していない証拠
② 動作上の特徴
現場で一発で分かるサイン👇
- 沈み込みが「止まる」
- 一度“溜めてから”跳ぶ
- 膝・股関節が主で、足首が静か
- 接地音が重い(ドン、ではなくベタ)
これは
弾くSSCではなく、力任せのコンセントリックになっています。
③ 競技別に多い背景
- ウエイト歴が長い選手
- 「丁寧な動作」を刷り込まれた選手
- 成長期に反復ジャンプ経験が少ない選手
- 怪我明け(特に足関節・アキレス腱)
👉 反射を“使わない癖”がついている
力‐速度曲線との関係(重要)
SSC不全型は、
- フォース不足型 → 曲線が低い
- ベロシティ不足型 → 曲線が偏る
とは違い、
曲線はあるのに、実際の動作で使われない
つまり
「ポテンシャルと出力の断絶」。
だから
ウエイトだけやっても
スピードだけやっても
CMJは伸びません。
SSC不全型のトレーニング原則
原則①「反射を優先、意識を排除」
- 考えさせない
- 指示は最小限
- “今すぐ返す”状況を作る
原則②「時間制限がすべて」
- 高さ → 二の次
- 接地時間 → 最優先
SSCは
時間を守れなければ成立しない。
原則③「足首から再教育」
SSCのボトルネックは
ほぼ必ず足関節・腱。
- 股関節主導になりすぎ
→ SSCが消える
具体的トレーニングアプローチ
① 低強度・高反応プライオメトリクス
最優先。
- ポゴジャンプ
- アンクルホップ
- その場リバウンド
条件:
- 接地<0.2秒
- 高さは無視
- 静音で弾く
② ドロップジャンプ(低〜中高)
- 20〜30cmから開始
- 「高く」ではなく
「速く返す」
評価指標:
- 接地時間
- RSI(跳躍高 ÷ 接地時間)
③ 反応型ジャンプ
- ランダム合図
- コーチの手拍子
- ボール落下反応
👉 予測できない状況でSSCを使わせる
④ ウエイトは“SSC殺し”にならない範囲で
- 重量は中程度
- テンポは自然
- 止めない
目的は
SSCを邪魔しない筋力維持。
フォース・ベロシティ型との決定的違い
| 項目 | フォース不足型 | ベロシティ不足型 | SSC不全型 |
|---|---|---|---|
| 曲線 | 低い | 偏る | 使えない |
| CMJ−SJ | 大 | 小 | ほぼ0 |
| 主因 | 筋力 | 速度 | 反射・時間 |
| 主処方 | 高負荷 | 高速 | 接地短縮 |
改善のサイン
- 接地音が軽くなる
- 「勝手に跳ねる」感覚
- 低負荷ジャンプでCMJが伸びる
- SJとCMJの差が広がる
特に
👉 考えなくても弾く感覚が出たら成功。
よくある失敗
❌ 高さを求める
❌ 疲労困憊までジャンプ
❌ プライオを筋トレ化する
SSCは
疲れた瞬間に真っ先に死ぬ能力です。
なぜCMJは「競技力」と相関が高いのか
CMJは
力‐速度曲線 × 時間 × 協調性を同時に要求します。
- 野球の投球
→ 下半身で作った力を一瞬で上に伝える - ゴルフスイング
→ 切り返しでSSCを最大化 - スプリント
→ 接地0.1秒以下で力を出す
これらはすべて
👉 CMJの力‐速度構造と同型
だからCMJは
**「筋力テスト」ではなく「運動能力テスト」**として価値が高い。
年代別CMJ処方の大原則
まず大前提👇
年代が変われば、優先すべき力‐速度曲線の“いじり方”が変わる
同じ「フォース不足型」でも
- 中学生
- 大学生
- 社会人
では処方は別物です。
理由はシンプルで
- 神経系の成熟度
- 腱の硬さ
- ホルモン環境
- 技術学習の可塑性
がすべて違うから。
① 成長期(小学生高学年〜中学生)
特徴(超重要)
- 最大筋力は作れない
- 神経系とSSCの伸び代が最大
- 腱が柔らかく、反射が入りやすい
- 逆に「重さ」を入れると壊れやすい
👉 力‐速度曲線は“広げる”より“使い方を覚える”時期
成長期に多いCMJタイプ
- フォース不足型:多い(でも正常)
- SSC不全型:かなり多い
- ベロシティ不足型:ほぼ出ない
※この時期のフォース不足は「欠点」ではない。
処方の優先順位
最優先:SSC教育
- ポゴジャンプ
- アンクルホップ
- リバウンドジャンプ
- スキップ系
条件:
- 高さを競わせない
- 接地時間だけ見る
- 疲れたら即終了
👉 「反射で跳ぶ」感覚作り
次点:ベロシティ刺激
- 軽いジャンプ
- メディシンボールスロー
- 競技動作に近い全身爆発
※「速く動く」が目的で
「強く」はまだいらない。
やらないこと
❌ 高負荷スクワット
❌ 無理なプライオ量
❌ CMJ数値の追求
成長期処方まとめ
- CMJは評価ではなく教材
- 高さより跳び方
- SSCが入っていれば成功
② 高校生〜大学初期(育成期後半)
特徴
- 神経系:ほぼ完成
- 筋力:伸び始める
- SSC:個人差が顕在化
- トレーニング反応が最も良い
👉 力‐速度曲線を「本格的に広げ始める時期」
多いCMJタイプ
- フォース不足型:多い
- SSC不全型:残存しやすい
- ベロシティ不足型:出始める
処方の優先順位
① フォース不足型への処方
- スクワット・DL(中〜高負荷)
- アイソメトリック
- エキセントリック耐性
ただし👇
SSCドリルは絶対に残す
→ 力だけ増やすとSSCが死ぬ。
② SSC不全型への処方
- 低〜中強度ドロップジャンプ
- RSI評価
- 接地時間制限ジャンプ
👉 「できる力を使えるようにする」フェーズ。
③ ベロシティ不足型への処方
- 軽負荷ジャンプ
- バリスティック系
- コントラストトレーニング
この年代の最大の落とし穴
❌ ウエイト一辺倒
❌ 記録(1RM)至上主義
❌ ジャンプ=疲労系
育成期後半まとめ
- Force / Velocity / SSCを同時に見る
- 弱点1つに寄せすぎない
- CMJは「成長方向の指標」
③ 大学後期〜社会人・トップアスリート
特徴
- 筋力:頭打ち or 維持
- 神経系:洗練
- SSC:競技成績を左右
- 量より質
👉 力‐速度曲線の“微調整”フェーズ
多いCMJタイプ
- ベロシティ不足型:多い
- SSC不全型:怪我明けで出やすい
- フォース不足型:競技変更時
処方の優先順位
① ベロシティ不足型
- 高速ジャンプ
- プライオは低回数・高質
- 速度低下=即中止
👉 「速さを保ったまま強い」状態を作る
② SSC不全型(トップ層で最重要)
- 低強度SSCの再構築
- 足関節主導の反応
- 接地音・RSI重視
※怪我明けは
SSCから先に戻す
③ フォース不足型(例外的)
- 競技転向
- オフシーズンのみ
- 期間限定で高負荷
トップ層でのCMJの扱い
- 毎回跳ばせない
- 疲労指標として使う
- 数値より波形・感覚
年代別・絶対に外さない指針
| 年代 | 主目的 | CMJの役割 |
|---|---|---|
| 成長期 | 神経・SSC | 教材 |
| 育成期 | 曲線拡張 | 指標 |
| トップ | 微調整 | 状態管理 |
- CMJは「全員同じ処方」が最悪
- 年代 × タイプで処方は激変
- 若いほど
👉 反射・速さ - 上に行くほど
👉 質・タイミング
CMJが教えてくれるのは
「今、何を鍛えるべきか」です。
トレーニング設計への落とし込み
CMJを伸ばす=
👉 力‐速度曲線を“横にも縦にも”広げること
- 縦に広げる:最大筋力
- 横に広げる:収縮速度
- その間を埋める:パワー・SSC
CMJが停滞したら
「跳ぶ練習が足りない」のではなく、曲線のどこが欠けているかを見る。
まとめ
- CMJは力‐速度曲線の中~高速度・高パワー領域を使う
- 高さ=最大筋力ではなく曲線の形
- CMJが低い原因は
- Force不足
- Velocity不足
- SSC不全
のどれか(ほぼ必ず)
CMJを理解することは
「ジャンプを理解すること」ではなく
「人間のパフォーマンス構造を理解すること」です。
もし次いくなら
- CMJ vs SJの差の見方
- 地面反力波形(RFD)との関係
- 野球・ゴルフ動作への直接的転移
“学生トレーナーも学べる”──教育の現場としてのジムNeeDS
現場で「生きた学び」を得る学生トレーナーたち
神戸・六甲道にあるアスリートジムNeeDSの最大の特徴の一つは、
アスリートのためだけでなく、未来のトレーナーを育てる教育の場でもあることです。
大学や専門学校でスポーツ科学やトレーニング理論を学ぶ学生たちは、
教科書の中だけでなく、実際の現場で「生きた身体」と向き合うことによって本当の意味での理解を深めます。
NeeDSでは、その「現場学習」のステージが整っています。
六甲道という地域に根ざした温かい空間で、学生たちはアスリートや一般クライアントと直接関わりながら、
ストレングストレーニング、解剖学、神経生理学、コンディショニング、フィードバック技術といった
現場で即戦力となるスキルを体感的に学びます。
“教える”のではなく、“感じて、考えて、伝える”学び
NeeDSで学ぶ学生トレーナーは、最初から指導に立つわけではありません。
まずは「見る力」「聴く力」「感じ取る力」を磨くことからスタートします。
例えば、アスリートのスクワットを観察しながら、
「どの筋が動いているか」「重心がどの位置にあるか」「呼吸のタイミングは適切か」など、
動作の中の“意味”を探る訓練を重ねます。
この「観る学び」が、やがて「考える力」へと変わり、
最終的には「伝える力」──つまりトレーナーとしてのコミュニケーション能力へと繋がっていきます。
教科書に載っている理論を覚えるだけではなく、
現場で“なぜそうなるのか”を自分の目と手で確かめ、考え、伝える。
このプロセスの中で、学生は“トレーナーの思考”を身につけていきます。
教科書では学べない“トレーニングのリアル”
NeeDSが学生教育で重視しているのは、**トレーニングを「理解」するだけでなく「体験」として理解すること」**です。
授業で学んだ言葉は、
アスリートの身体を前にした瞬間、その意味を現実の感覚として理解できるようになります。
トレーニング中に様々な問いをトレーナーが投げかけ、
学生はその反応を観察し、修正案を考え、時に自ら身体を動かして実験します。
こうした**“動作と理論の往復学習”**が、NeeDS教育の中核です。
学びの循環──アスリート、トレーナー、学生が育ち合う場
NeeDSの現場では、「教える側」と「教えられる側」が固定されていません。
トレーナーはアスリートに動作教育を行い、アスリートはその結果を学生に共有し、
学生はその変化を観察・記録しながら再びトレーナーにフィードバックします。
このサイクルの中で、それぞれが“学びの主体”になります。
トレーナーがアスリートを教育し、アスリートが学生を刺激し、学生が現場に新しい視点をもたらす──。
NeeDSは、そんな学びが循環する有機的な教育環境を実現しています。
この環境があるからこそ、アスリートも学生も「共に成長する空気」を感じ取れるのです。
六甲道という地域に密着しながら、学びのネットワークが広がり続けています。
現場で育つ「教育的トレーナー」
NeeDSが育てたいのは、単にトレーニングメニューを組める人ではなく、
“教育的に指導できるトレーナー”です。
教育的とは、相手に「気づきを与えられる指導」を意味します。
選手に動作を押し付けるのではなく、選手自身が理解し、自ら修正できるよう導く力。
そのためには、トレーナー自身が「人を観察し、問いかけ、傾聴する」姿勢を持つ必要があります。
NeeDSの学生たちは、現場でその在り方を体感しながら、
やがて自分の言葉でアスリートと向き合えるようになります。
その瞬間こそ、彼らが“学生”から“トレーナー”へと成長する節目です。
六甲道から全国へ──教育型ジムの可能性
NeeDSのように、学生トレーナーが実際に現場に立ち、アスリートと共に成長できる環境は全国的にも稀です。
神戸・六甲道という地域から生まれたこの教育モデルは、
「ジム=鍛える場所」という従来の概念を超えて、
「ジム=学びと成長の場」へと進化させました。
ここから巣立った学生たちは、全国のスポーツ現場で“教育的トレーナー”として活躍しています。
その原点は、NeeDSで培った「現場で感じ、考え、動きながら学ぶ」経験にあります。
アスリートの成長を支えるだけでなく、
未来のトレーナーを育てること──それこそがNeeDSが地域と共に描く、
“循環するスポーツ教育の理想形”です。
六甲道・神戸でパフォーマンスを高めるならアスリートジムNeeDSへ
六甲道のアスリートジムNeeDSでは、アスリートから一般の方、そして学生トレーナーまで、「動ける身体」を育てるプログラムを提供しています。
神戸・六甲道で本気で身体を変えたい方へ。
トレーニングで、あなたのパフォーマンスは必ず変わります。
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