2018.01.08
皆さんこんにちは!中原です。
今回は、『三大栄養素』についてご紹介します。
皆さんは『三大栄養素』をご存知ですか?
多くの方が一度は耳にしたことがあると思います。
三大栄養素とは、
1、炭水化物(糖質)
2、脂質
3、たんぱく質
の3つの栄養素のことを言います。
これら3つの栄養素は、『人間が生きていく上で必要な栄養素の中で、特に重要とされている栄養素』です。
それでは、この3つの栄養素の働きを詳しく見ていきましょう。
1、炭水化物(お米、パン類、麺類、イモ類etc)
炭水化物は、消化されると『糖質』と『食物繊維』の2種類に分けられ、人において糖質そのものはエネルギーとなりますが、食物繊維は消化吸収されない為エネルギーにはなりません。
(※ウシやブタなどの草食動物は食物繊維を消化吸収する酵素を持っているため、食物繊維をエネルギーとして利用できます!)
さて、エネルギーとなる糖質は、車で例えるとガソリンの役割、つまりは『筋と脳のガソリン』として働きます。
ちなみに食物繊維ですが、糖質が身体のガソリンとして働くのに対して、食物繊維は消化されずに満腹感を与えたり胃や腸の動きを助ける働きを持っているので大切なものですよ!
脳のガソリンは糖質なので、不足したり、上手く吸収されないとぼーっとすることに繋がります。
消化吸収された糖質(ブドウ糖)は、すぐにエネルギーとして利用することが出来、利用されなかった分は、グリコーゲンという形になり、筋肉や肝臓に貯蓄されます。
でも、筋肉や肝臓に貯蔵される量にも限界があるのできちんと食事を摂らないと不足してしまいます。
炭水化物が不足すると、車のガソリン切れと同じ状態で、身体が上手く機能しなくなるので、集中力が切れたり、疲れが取れなくなったり、元気が出なくなったりとなってしまいます。
無理な制限をせず、必要最低限は摂ることがなにより大切ですよ!!
2、脂質(ラード、バター、マーガリンetc)
脂質は、体のエネルギー源となる他に、実は細胞膜やホルモンの生成、体温の保持、そして脂溶性ビタミンの運搬としても働くのでとても重要なんです。
脂質は、糖質同様車に例えると、『ガソリン、しかもポリタンクに入っているもの』のイメージを持っていただけると分かりやすいと思います。
脂質は、常温で固まる『飽和脂肪酸』と固まらない『不飽和脂肪酸』に分けられます。
脂質の種類については、別でご紹介させて頂きます。
余った脂質(余分の燃料)は、中性脂肪として体内に予備のエネルギーとして蓄積されます。これを消費するのが、とても大変なのです。
逆に、脂質が不足してしまうと、肌荒れやビタミンの運搬が上手くいかないため、ビタミン不足、抵抗力の低下などが起こってしまいます。
3、たんぱく質(魚、肉、卵etc)
たんぱく質は、体を作る栄養素です。
車に例えると、たんぱく質は『車のボディー』です。
人体では、消化され最終的に『アミノ酸』となり体内に吸収されます。
人体を構成するアミノ酸は、20種類しかないのです。
たんぱく質つまりは、アミノ酸には筋肉や内臓、爪、髪などを作る働きがあります。
そしてアミノ酸は、体内で作ることの出来ない『必須アミノ酸』と作ることの出来る『非必須アミノ酸』の2種類に分けられます。
体内では古くなったものが新しい物へと常に入れ替わっているので、体内で作ることの出来ない『必須アミノ酸』を常に食事から摂取しなければいけません。
たんぱく質が不足してしまうと、体の中にあるたんぱく質を分解して使おうとしてしまいます。その結果、筋肉量の低下や体力、免疫力の低下が起こってしまいます。
特にたんぱく質は、不足しがちになりやすいので気をつけて摂ることが大切ですよ!
今回ご紹介させて頂いた『三大栄養素』は、私達人間が生きていく上で必要不可欠な栄養素です。
しかし、「摂取すればするほど良いというわけではない」ということは、もうお分かりですよね!
過剰に摂取してしまう、または、不足してしまうと皆さんの身体に異常が起こってしまいます。
健康的な身体づくりを行うためには、この三大栄養素の働きを理解し、バランスよく摂取することが大切です!
NeeDSでは、栄養指導も行っております。
食事のことでなにかご相談などあれば、ぜひ、NeeDSスタッフまで!
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