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『ラーニングピラミッド』学習定着率を高める

【人は忘れる生き物】
~エビングハウスの忘却曲線から学ぶ、指導者の本質~

神戸・六甲道のパーソナルトレーニングジム「NeeDS(ニーズ)」では、ただトレーニングを教えるだけでなく、クライアントや選手の「学びが定着する仕組み」を大切にしています。
なぜなら、人間はもともと“忘れていく生き物”だからです。

心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した「忘却曲線」は、人がどのように記憶を失っていくかを数値化したものです。
例えば、学んだ直後から記憶は急速に薄れ、1日経つと約70%を忘れてしまうといわれます。
これは個人の能力の問題ではなく、人間という生き物の構造そのもの。人の脳は、生きるために必要な情報から優先的に処理し、重要でない情報を削除するようにできているのです。

この事実を理解せず、「教えたのに忘れた」「前にも言ったよね」と相手を責めてしまう指導者は少なくありません。
しかしそれでは学びは続きませんし、何より相手が可哀想です。そんな指導者には、人は本心からついてこないでしょう。
本当に大切なのは、「忘れさせない仕組みをつくる」こと。これがNeeDSトレーニングメソッド(NTM)の根本的な考え方です。


【忘れることを前提に、指導をデザインする】

忘れることは悪いことではありません。
だからこそ、指導者の役割は「伝えること」ではなく「定着させること」。
NeeDSメソッドでは、知識や感覚をいかに相手の身体と脳に“残すか”という点にフォーカスしています。

「伝える」だけなら誰でもできます。
しかし「覚えさせる」「定着させる」には、指導者の創意工夫と心理的な理解が必要です。
そのために重要になるのが、「学習定着率」と「ラーニングマトリックス」という2つの考え方です。

この2つを理解することで、どんなクライアントにも、どんな年齢層にも、最も効率的なトレーニングや学習環境を提供できるようになります。
これは、ゴルフや野球の飛距離アップ、スイングスピードアップ、コンディショニング向上など、あらゆるパフォーマンスアップの土台にもつながります。


【学習定着率とは何か】

学習定着率とは、人が学んだことをどのくらい効率的に身につけ、記憶として残せるかを表す指標です。
「学んだことがどれだけ身になるか?」を数値化した考え方です。

そして、この概念をわかりやすく表したのが「ラーニングピラミッド(学習のピラミッド)」です。
このピラミッドでは、学び方によって記憶の定着率がどれだけ変化するかが示されています。


【ラーニングピラミッドの基本構造】

ピラミッドの一番下に位置するのが「講義を受ける」です。
いわゆる“座学”のスタイルで、先生が話し、生徒が黙って聞く形。
日本の教育現場でも最も一般的なスタイルですが、実は学習定着率はわずか5%程度。
どれだけ集中していても、人は聞いているだけでは記憶に残りにくいのです。

その上にある「書籍を読む」は、少し自発的な行動になります。
読むことで情報を自ら取りにいく姿勢が生まれ、学習定着率は約10%に向上します。
しかし、これでもまだ受け身の範囲に留まっています。

次に「映像や音声を使った学習」――いわゆる“視聴覚学習”があります。
この段階になると、脳の複数の感覚を同時に刺激するため、定着率は20%ほどに上昇します。
NeeDSでも、トレーニング動画や音声解説を用いて指導することで、より深い理解を促しています。


【アウトプットが記憶を定着させる】

さらに上位の層にいくと、「デモンストレーション(実演)」や「ディスカッション(討論)」、「実践(体験)」が登場します。
これらはすべてアウトプットを伴う行動です。
自分の言葉や身体を使って表現することで、学びは記憶に強く焼き付きます。

例えば、トレーナーがゴルフスイングの理論を教えるときに、クライアント自身がスイングしてみる、感覚を言葉にする、他のメンバーと意見交換する――これがまさに定着率を高める学びの形です。
この段階では、学習定着率は70%前後まで高まるとされています。

そして、ピラミッドの頂点にあるのが「人に教えること」。
これは最も強力な学び方です。自分が理解していなければ他者に説明できない。
だからこそ、「教える」ことを通じて理解が深まり、学習定着率はなんと90%に達すると言われています。

人に教えることを前提に学ぶ――これこそが、学習を真に自分のものにするための最も効果的な方法です。NeeDSでは、選手やクライアントに対して「今教えたことを、自分の言葉で説明してみよう」と必ず確認の時間を設けています。

これは単なる理解度チェックではなく、「アウトプットを前提としたインプット」を促すための仕掛けです。人は、誰かに説明することを想定して学ぶことで、無意識に内容を整理し、要点を掴もうとします。その結果、知識が自分の中で構造化され、学習効率が飛躍的に高まるのです。


また、NeeDSでは「先生が話す時間を短くし、生徒が考え、発表する時間を増やす」ことを意識しています。これはトレーニング指導においても同じです。コーチが一方的に話すより、選手自身が「なぜそうなるのか」「どう感じたのか」を言語化する方が、圧倒的に記憶に残ります。


さらに、学びを深めるもう一歩として「今日学んだことを家に帰って家族や友人に教えてあげてください」と伝えます。人に話すことで自分の理解が明確になり、言葉にした瞬間に“自分の知識”へと変わっていくのです。NeeDSメソッドでは、この「教える前提の学び」を通じて、主体的に考え、自らの成長を実感できる人を育てています。


【指導者の視点:どうすれば“忘れない”学びを作れるのか】

ここまでが学ぶ側の視点ですが、真に重要なのは「教える側」がこの構造を理解しているかどうかです。
指導者の立場から見れば、「どうすれば選手やクライアントに自発的な行動を促せるか?」が鍵になります。

ただ理論を説明するだけでは不十分です。
指導者が「学習定着率の構造」を意識しながら、段階を踏んで導く必要があります。

たとえば、ゴルフや野球でスイングスピードアップや飛距離アップを狙う場合、
①まず理論を簡潔に伝える(講義)
②次にクライアントに考えさせる(読む・理解)
③映像や感覚を用いて刺激する(視聴覚)
④実際に動かせてみる(実践・体験)
⑤感覚を言語化させる(ディスカッション)
⑥他の人に説明してもらう(教える)
というステップを踏むと、記憶と体感の両方が圧倒的に残ります。

この流れこそが、NeeDSトレーニングメソッド(NTM)の基本設計です。


【エビングハウス×ラーニングピラミッドの融合】

エビングハウスの忘却曲線をベースに、ラーニングピラミッドを組み合わせると、より具体的な「定着の仕組み」が見えてきます。
人は、時間とともに忘れる。
だからこそ、一定のタイミングで「再刺激」「再確認」「再表現」を繰り返すことが必要なのです。

NeeDSの現場では、同じトレーニングを“違う言葉”や“違う角度”で何度も伝える工夫をしています。
たとえば「体幹を安定させる」という表現も、
「軸をつくる」「力を逃がさない」「身体の真ん中で受け止める」といった表現に言い換えながら、繰り返しアプローチします。
これにより、選手やクライアントの脳に“多面的な記憶のフック”が作られるのです。


【人に教えることが最強の学び】

最後にもう一度、最も大切なポイントを。
「教えること」は、最高の学びです。
自ら理解し、他者に伝えることで、脳は情報を“長期記憶”として整理します。

NeeDSでは、選手同士が動きを教え合う時間を設けることがあります。
例えばゴルフでスイングスピードアップを目指す選手が、自分の得意な感覚を仲間に言葉で説明する。
野球選手が、自分の体重移動や肩の開きについて仲間に助言する。
この“教え合い”の時間こそが、学びを一気に深める瞬間です。


【まとめ:忘れることを恐れず、定着を設計する】

人は忘れる。これは避けられません。
だからこそ、指導者は“忘れさせない仕組み”をデザインする必要があります。
それは、繰り返し伝えること。
自発的に考えさせること。
そして、相手自身がアウトプットする場をつくること。

少しの工夫と根気が必要ですが、それによって指導の質は格段に上がります。
クライアントや選手の成長スピードが上がるだけでなく、指導者としての信頼・価値も高まる。
結果的に「教える側」と「学ぶ側」の関係がより深まり、強いラポールが生まれるのです。

忘れることを責めるのではなく、忘れさせない工夫を積み重ねる。
それこそが、NeeDSトレーニングメソッド(NTM)の原点であり、神戸・六甲道のジムから全国に発信していきたい教育哲学です。

【おまけコラム:学びの本質は“教えること”にある】

トレーニングでも勉強でも、そして人生においても、「人に教える」という行為は最強の学習法です。
神戸・六甲道のパーソナルトレーニングジムNeeDS(ニーズ)では、ただ教わるだけの受け身の学習ではなく、「学びを再現し、伝える力」を育てることを大切にしています。これはゴルフのスイングや野球のバッティングなど、技術的なトレーニングにも共通する考え方です。

人は「理解したつもり」でも、いざ他人に説明しようとすると言葉に詰まります。
それは、理解がまだ表面的だからです。
逆に、自分の言葉で他者に伝えられるようになるということは、脳内で情報が整理され、感覚と理論が結びついている証拠。つまり、「教えること」は学びの最終段階であり、同時に最も深い定着をもたらす行動なのです。

たとえばNeeDSの指導では、トレーニング後に必ず「今日のポイントを自分の言葉でまとめてみよう」と問いかけます。
クライアントや選手に「この動きはどこを意識した?」「なぜそれが大事だった?」と質問し、自分の言葉でアウトプットしてもらうのです。
この瞬間、彼らはただ受け身で指導を受けるのではなく、思考し、整理し、再構築するプロセスに入ります。
この「教える前提での学び」があるだけで、記憶の定着率は数倍に上がるのです。

この考え方は、スポーツ現場だけでなく、ビジネスや人生全体にも応用できます。
例えば、新しい知識を得たら、それを翌日に誰かに話してみる。
会議で学んだ内容を、チームメンバーや家族に説明してみる。
たったそれだけでも、理解度は格段に高まります。
なぜなら、話す過程で自分の頭の中を整理し、曖昧だった部分が明確になるからです。

また、「教える」ことにはもう一つ大きな効果があります。
それは、**“責任感と当事者意識が生まれる”**こと。
自分が誰かに教える立場になると、「間違えたらどうしよう」「正しく伝えたい」という意識が働き、自然と集中力が高まります。
これはスポーツでも同じ。
チームメイトに動作を説明する選手は、説明のために自分の動きをより深く観察し、考えるようになります。
その積み重ねが“無意識の上達”につながるのです。

さらに、教えることは「自信の育成」にもつながります。
人は誰かに何かを教えることで、自分の成長を実感し、承認欲求が満たされます。
その経験が「自分にもできる」「成長している」という自己効力感を高め、次の挑戦へのエネルギーとなる。
NeeDSでは、クライアントや選手に「今日の学びを家族や友人に教えてあげてください」と伝えています。
たとえば「今日、体幹を安定させる練習をして、こんな風にバランスが変わったんだ」と家で話すだけで、その人の中に学びが定着していきます。
話すことで、言葉にすることで、頭と身体のリンクが強固になるのです。

また、こうした“教える文化”がチーム全体に浸透すると、学びの空気そのものが変わります。
選手同士が教え合うことでお互いの理解が深まり、競争ではなく共創の関係が生まれます。
たとえばゴルフのスイングでも、誰かが気づいたポイントを他の選手に共有することで、全員の理解が加速する。
野球でも、スローイングのリズムや体重移動の感覚を仲間に説明するうちに、自分の動きが洗練されていく。
これは単なる技術共有ではなく、「チーム全体で学ぶ文化」を作る行為です。

結局のところ、学びとは“循環”です。
教わり、理解し、教える。
このサイクルを回すことで、人は初めて本当の意味で成長します。
教えることは、決して知識のある人だけの特権ではありません。
初心者でも、自分が理解したことを誰かに伝えることで、その人自身の理解が深まり、次のステップに進める。
これはトレーニングでも人生でも同じ構造です。

NeeDSトレーニングメソッド(NTM)は、「教えることを通して学ぶ」仕組みをトレーニングに組み込み、指導者も選手も共に成長する環境をつくり出します。


トレーナーが一方的に話すのではなく、クライアント自身が考え、発見し、共有する。
それこそが“主体的な学び”であり、“自分のことが好きになる”瞬間でもあります。

「人に教えること」は、最大のトレーニングであり、最高の自己成長法です。
教えることで自分が変わり、伝えることで相手が変わる。


そして、その積み重ねがチームやジム、さらには社会全体をより良くしていく。
NeeDSが大切にしているのは、まさにこの“学びの循環”なのです。

だから今日のレッスンが終わったら、ぜひ家族や友人に話してみてください。


「今日こんなことを学んだよ」「身体の使い方が分かったよ」――その一言が、あなたの記憶を定着させ、学びを生涯の力に変えていきます。
そして、その小さな“教える”という行動こそが、あなた自身の可能性を無限に広げていくのです。

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