~「スイングの速さ」と「力の伝わり方」を決める身体の順番~
「一生懸命振っているのにスピードが出ない」
「練習量は多いのに、スイングが重たく感じる」
「筋トレを頑張っているのに、飛距離やボールスピードが伸びない」
そんな悩みを抱えていませんか?
この原因の多くは“筋力不足”ではなく、体の連動(運動連鎖)=キネマティックシークエンス(Kinematic Sequence)にあります。
つまり、「どの部位をどの順番で動かすか」がうまくいっていないため、力が伝わる途中でロスしてしまっているのです。
どれだけ強いエンジン(筋力)を持っていても、動力伝達のギア(運動連鎖)が噛み合っていなければ、タイヤ(クラブやバット)は回りません。
逆に、ギアがスムーズに噛み合えば、少ない力でも驚くほど大きな出力が得られます。
その鍵となるのが「キネマティックシークエンス」です。
キネマティックシークエンスとは?
キネマティックシークエンスとは、簡単に言えば身体を動かすべき順序(運動連鎖)のことです。
スポーツ動作、特にゴルフや野球のようなスイング・投擲動作においては、この「順番」がパフォーマンスを決定づけます。
静止した状態や切り返しの瞬間に、
どの部位から動かし始め、
どの部位が加速し、
どのタイミングで減速して、
最終的にどの部位がエネルギーを出すか。
これらの加速と減速のリレーが正しく行われたとき、全身が一体となって動き、最大のスピードとパワーが生まれます。
なぜキネマティックシークエンスが大切なのか
たとえばゴルフ。
同じ筋力やパワーが発揮できても、「力任せに振っている人」と「自然に体が回っている人」では、スイングスピードも初速も飛距離もまったく違います。
違いは“力の伝わり方”です。
ゴルフの理想的なキネマティックシークエンスは、
- 下半身(骨盤・股関節)
- 体幹(胸椎・背中)
- 上肢(腕・肩)
- クラブ
の順に「加速 → 減速 → エネルギー伝達」が起こる流れです。
地面を踏み込んで得た反力(地面反力)を下半身で受け止め、骨盤を回す。
その回転が体幹へと伝わり、次に上半身が引き出される。
最後に腕とクラブが「遅れてついてくる」ことで、ヘッドが最も速く動く。
この下から上へ向かうエネルギーの波が、力の連鎖(運動連鎖)です。
この連鎖がきれいに繋がると、身体全体がバネのようにしなり、わずかな力でも爆発的なスピードを生み出します。
加速と減速のリレー ― 本当のスピードは「止め方」で決まる
「動かす順番」は知っていても、「止める順番」を意識している人はほとんどいません。
しかし、キネマティックシークエンスの本質は“減速”にあります。
たとえば、下半身が加速し続けたままでは、上半身に力を伝えるタイミングが遅れます。
逆に、骨盤が回りきった瞬間に下半身が減速し、エネルギーを上へ引き渡すことで、胸郭→腕→クラブへと加速のバトンが渡されるのです。
つまり、「加速」だけでなく、「減速」が次の加速を生む。
このリズムを理解している選手ほど、スイングがしなやかで力強く見えます。
モーションセンサーを用いた計測では、
骨盤:約400〜500°/秒
胸椎:約700〜900°/秒
腕:約1100°/秒
クラブ:2000°/秒以上
というように、各部位の最大速度が順番に時間差で現れることが確認されています。
これは「止めることで次を加速させている」証拠です。
感覚としての「逆ツイスト」現象
この“減速”の感覚を持っている選手は、実は非常に少ないのが現実です。
多くの場合、「上半身を先に回す」「力みで一気に振る」動きになりがちです。
正しい運動連鎖では、下半身が先に回転し、上半身が一瞬溜まる。
いわゆる「逆ツイスト現象」が起こります。
これは意識的に作るものではなく、正しいシークエンスと脱力があって初めて、反射として現れる動きです。
トレーニングでのアプローチ
キネマティックシークエンスを改善するには、ただスイングを繰り返すだけでは不十分です。
NTMでは以下の3段階で指導を行います。
- 分離(セパレーション)トレーニング
骨盤と胸郭を独立して動かす練習。各部位の独立性を高めます。 - 連動ドリル
メディシンボールを用い、下半身から上肢へ力を伝えるリズムを体感します。 - 反射を引き出すプライオメトリクス
地面反力を活用し、「身体が勝手に動く感覚」を育てます。
結論
キネマティックシークエンスは、「どう動かすか」ではなく、
「どのタイミングで止め、どの順番で解放するか」の科学です。
力を入れるより、力を伝える。
正しい順序でエネルギーが流れたとき、スイングは驚くほどスムーズになります。
最後に
「もっと強く」「もっと速く」と頑張るほど、体は力み、連鎖は途切れます。
順番とタイミングを理解し、“流れ”を作ること。
六甲道NeeDSでは、モーションセンサーを用いて動作を数値化・可視化し、
感覚ではなく科学でスイングを再現します。
それが、ニーズトレーニングメソッドの強みです。
――「感覚が変われば、スイングが変わる」ゴルファーと学生トレーナーに伝えたいリアルな話
「力んでるつもりはないのに、スイングが重い」
「体幹トレーニングもしてるのに、飛距離が伸びない」
「選手に“もっと脱力して”って言うけど、実際どう指導したらいいか分からない」
――そんなあなたへ。
最近SNSでも「地面反力」「運動連鎖」「体幹主導」「モビリティ」「スピードアップ」など、バズワードが溢れていますよね。
でも、言葉だけが独り歩きして“本質を掴んでいない人”が多いのも事実です。
ここでは、神戸・六甲道のNeeDSで実際にあった“リアルな気づき”をお話しします。
学生トレーナーにも、競技に本気なゴルファーにも響く内容です。
■ 「地面を踏む」ってどういうこと?
まず、地面反力を語る上で絶対に外せないキーワードが「踏む」です。
でも、多くの人が“地面を押す”感覚で止まってしまっています。
実際のプロゴルファーのスイングを見ると、押すのではなく“受けて跳ね返す”。
これは、筋肉のパワーというより「リズムと反射」の世界です。
例えば、六甲道NeeDSで指導している大学ゴルファーのM君。
最初は「下半身を使っているつもり」だったのに、フォースプレートで計測すると、踏み込みのタイミングが0.2秒遅れていました。
トレーニングでは、スプリットジャンプ+メディシンボールローテーションで“地面にタイミング良く力を預ける感覚”を練習。
3週間後には「地面に弾かれる感覚が分かった」と言い、ドライバーの飛距離は15ヤードアップ。
身体が変わる瞬間って、数字より“感覚”なんですよね。
■ 「体幹トレーニング」の落とし穴
今や体幹トレーニングは学生トレーナーの定番メニュー。
でも実際、「体幹=腹筋・プランク」だと思っていませんか?
本当の体幹トレーニングとは、力を伝える通り道を整えることです。
腹筋群や脊柱起立筋を“固める”のではなく、“タイミングよく使う”ことが重要。
ある大学のアスリートは、毎日3分のプランクを続けてもフォームが改善せず、腰痛が悪化していました。
ニーズトレーニングメソッドでは、単なるプランクの代わりにデッドバグ+ベアプランク+ローテーショナルスローを導入。
固めるのではなく“動きながら安定させる”トレーニングに変えた結果、
スイング時の姿勢が安定し、腰への負担が軽減。
体幹とは「止める力」ではなく、「流れをつなぐ力」。
これが分かると、すべてのトレーニングが変わります。
■ 「モビリティ」がパワーを決める
柔軟性とモビリティを混同している人も多いですが、両者はまったく違います。
柔軟性は“関節の可動域”、モビリティは“身体全体をコントロールして動かせる”。
つまり、可動域をコントロールする能力がモビリティ。
この力がある人ほど、スイングの切り返しがスムーズで、リズムが良く見えるんです。
神戸・六甲道NeeDSでは、ゴルファーの肩甲骨・股関節・胸椎モビリティを特に重視しています。
“動かすべきところが動き、支えるべきところが支える”――
このシンプルな原則が守られた瞬間、スイングは驚くほど軽くなります。
■ 「脱力」こそ最強のパワーアップ法
多くのトレーナーは出力を最大にしたがります。単に筋力を上げる、パワーを上げる。そんなトレーニングが目立ちますが、スポーツにおいてはこれが全くの逆効果になるときが多くあります。
センスの良いトレーナーさんは「もっと力を抜いて」と選手に伝えますが、
実際に“どう抜けばいいのか”を説明できる人は少ない。
脱力とは、「力を入れない」ことではなく、「余計な力を抜いて必要な力を残す」こと。
これを実現するには、呼吸と身体全体のコントロール、何よりも内観、感性が鍵になります。
実際にプロ選手のデータを見ると、
スイング中の筋活動は “トップからインパクトまで” 部位によってタイミングを変えながら一度緩み、インパクト直前までは必要なタイミングで瞬時に最大化します。
この最大化する「時間」がトップアスリートになればなるほど、より短い、ことも押さえておきたいポイント。
つまり、緩める→ためる→解放するの波がパワーの源。このタイミングと出力の高さと出力時間の短さがミソ。
NTMでは色々なドリルやエクササイズで、
“力感ゼロのトップ”を作り出します。
これができると、インパクトの瞬間に最大出力が解放され、
スピードも飛距離も一気に伸びます。
■ 「最新デバイスで自分の動きを見える化」
今の学生トレーナーにぜひ体験してほしいのが、“動作の可視化”です。
モーションセンサー、フォースプレートなど。
最新技術を使えば、自分の体の中で何が起きているかが見えてきます。
NeeDSではそんあ最新の技術を用いたデバイスも取り入れいています。
たとえば、ある大学生ゴルファーは、モーションデータで「胸椎の減速タイミング」が遅れていることが分かり、
そこを修正しただけでボール初速が3m/sアップしました。
科学は裏切らない。
でも、それを“感覚と結びつける”のがトレーナーの仕事です。
■ まとめ ― “感じる力”を磨け
学生トレーナーに伝えたいのは、知識を詰め込むより「感じる力」を磨いてほしいということ。
理論を学ぶだけでは選手は変わりません。
選手が「気づいた瞬間」に成長が起こります。
そのきっかけを作れるのが、**「観察」「共感」「体感」**の3つ。
これができるトレーナーは、どんな現場でも求められます。
ゴルファーに伝えたいのは、“技術を磨く前に、身体を整える”こと。
地面反力、キネマティックシークエンス、モビリティ、スタビリティ――
これらはすべて「動作の質」を変えるためのピースです。
「スイングが変わる瞬間」は、
“フォームを直した時”ではなく、
“身体の使い方を理解した時”にやってきます。
動きを整え、地面とつながり、エネルギーを伝える――
それがNeeDSトレーニングメソッドの本質。
さあ、あなたも “踏む・ためる・解放する” 体を手に入れよう。
そして、自分のスイングを、自分で進化させてください。
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