受傷から競技復帰までを支える考え方
スポーツで怪我をした際、「いつから動いていいのか」「どのタイミングで競技に戻れるのか」といった不安を抱く選手は少なくありません。特にリハビリ期から競技復帰にかけての判断は、再発やパフォーマンス低下を左右する非常に重要な局面です。痛みが落ち着いたからといって、すぐに元の練習へ戻ることが最善とは限りません。このフェーズでは、身体機能の回復だけでなく、競技特有の動作に再び適応できるかを慎重に見極める必要があります。
今回は、リハビリ期から競技復帰までの流れを整理し、安全かつ確実に競技へ戻るための考え方とポイントを解説していきます。
リハビリ期とは何か|競技復帰を左右する最重要フェーズ
リハビリ期の位置づけ
リハビリ期とは、急性期を終え、痛みや炎症が一定レベルまで落ち着いた後に始まるフェーズです。この時期は「治ってきたから動かす」段階ではなく、競技復帰に向けた土台を作る期間と捉える必要があります。
六甲道・神戸エリアで一般のパーソナルトレーニングNeeDSと選手向けのジムであるアスリートジムNeeDSでは、このリハビリ期を「最も差がつく時期」と定義しています。なぜなら、ここでの判断とアプローチが、再発の有無、スピードアップや飛距離アップの伸び代に直結するからです。
「痛みがない=治った」ではない
リハビリ期で最も多い誤解が、「痛みがなくなったからもう大丈夫」という考え方です。しかし、痛みが消えた段階では、筋力・可動域・協調性・持久力はまだ十分に戻っていません。
野球やゴルフのように高い再現性とスピードを求められる競技では、この状態でトレーニングを再開すると、別の部位を痛めるリスクが高まります。
リハビリ期の目的を明確にする
リハビリ期の3つの目的
リハビリ期の目的は、大きく以下の3つに整理できます。
1つ目は、関節可動域と柔軟性の回復。
2つ目は、筋力・筋出力の再獲得。
3つ目は、正しい動作パターンの再学習です。
これらは単独で成立するものではなく、常に連動して進めていく必要があります。
競技特性を踏まえた視点
プライベートジムNeeDS/アスリートジムNeeDSでは、競技特性を無視したリハビリは行いません。
野球であれば投球動作における下半身と体幹の連動、ゴルフであればスイング中の回旋動作と安定性など、最終的にどんな動きを求められるのかを常に意識しながらリハビリを進めます。
この視点は、トレーナー採用や学生トレーナーも学べる教育内容の中でも重視しています。
可動域回復の考え方と注意点
可動域は「広ければ良い」わけではない
リハビリ期では可動域の回復が重要ですが、単純に広げれば良いわけではありません。必要なのは、競技動作で使える可動域です。
例えばゴルフの飛距離アップを目指す場合、闇雲に肩や股関節を柔らかくしても、スイング中に安定性が保てなければ意味がありません。
可動域と安定性のバランス
六甲道のパーソナルジムNeeDSでは、可動域の獲得と同時に、関節周囲の安定性を高めるエクササイズを組み合わせます。このバランス感覚こそが、リハビリ期の質を高めるポイントです。
筋力・筋出力の再獲得
リハビリ期の筋トレの考え方
リハビリ期の筋力トレーニングは、いきなり高負荷で行うものではありません。
・正しいフォーム
・適切な可動域
・コントロールされた動作
これらを最優先にします。「軽いけれどキツい」と感じる負荷設定が理想です。
セット数と頻度
アスリートジムNeeDSでは、筋トレは原則として3セット以上を基本とし、神経系と筋の再教育を意識します。これはパーソナルトレーニングの現場でも重要なポイントであり、学生トレーナーも学べる実践的な内容です。
動作の再学習と代償動作の修正
怪我が動作を変える
怪我をすると、人は無意識のうちに楽な動きを選びます。これが代償動作です。リハビリ期では、この代償動作を放置しないことが重要です。
野球のスローイング、ゴルフのスイングでは、わずかな代償動作がスピードアップや飛距離アップの妨げになります。
動作の質を最優先に
「良い動き×目的の回数=良い効果」という考え方は、リハビリ期に最も当てはまります。回数や強度を上げる前に、動作の質を徹底的に整えます。
リハビリ期における全身視点の重要性
局所ではなく全身を見る
肩や膝の怪我であっても、原因が別の部位にあるケースは少なくありません。
アスリートジムNeeDSでは、体幹、股関節、足部など全身を評価しながらリハビリを進めます。この全身視点こそが、再発予防とパフォーマンス向上につながります。
心肺機能と持久力の維持
リハビリ期でも、全身持久力を落とさない工夫は可能です。心肺機能を維持することで、競技復帰後のパフォーマンス低下を防ぎます。
リハビリ期にやってはいけないこと
焦りによる負荷の上げすぎ
「もう動けそう」という感覚は危険です。リハビリ期では、計画的な負荷設定が不可欠です。
痛みを無視する判断
軽い痛みや違和感を無視して進めると、慢性化のリスクが高まります。
リハビリ期は未来への投資
リハビリ期は「戻す期間」ではなく、「強くして戻る期間」です。
野球・ゴルフのスピードアップ、飛距離アップを本気で目指すなら、この時期を妥協してはいけません。
アスリートジムNeeDSは、これからも本質的なリハビリとパーソナルトレーニングを通じて、選手とトレーナーの成長を支えていきます。
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競技復帰に向けて|リハビリ・回復期の先にある本当のゴール
競技復帰とは何を指すのか
「競技復帰」と聞くと、多くの選手や指導者は「試合に出られる状態」「練習に完全復帰できた状態」をイメージします。しかし、アスリートジムNeeDSでは、競技復帰を単なる復帰ではなく、再発なく競技を続けられる状態と定義しています。
六甲道・神戸エリアでパーソナルトレーニング/グループトレーニングを行う中で感じるのは、「復帰はできたが、すぐにまた痛めてしまった」というケースの多さです。競技復帰はゴールではなく、競技人生を継続するためのスタート地点なのです。
競技復帰は回復期・リハビリ期の延長線上にある
競技復帰は、急性期・回復期・リハビリ期を経て初めて到達できるフェーズです。
特に重要なのは、回復期とリハビリ期で積み上げた要素を、競技動作へ適応させていく段階であるという点です。
ここを飛ばしてしまうと、野球のスピードアップやゴルフの飛距離アップを目指す過程で、再発リスクが一気に高まります。
競技復帰期の目的を明確にする
競技復帰期の3つの目的
競技復帰期の目的は、次の3つに整理できます。
1つ目は、競技特有の動作に身体を完全に適応させること。
2つ目は、競技レベルの負荷を繰り返し受けても耐えられる身体を作ること。
3つ目は、心理的な不安を取り除くことです。
これらはどれか一つでも欠けると、真の競技復帰とは言えません。
「できる」と「続けられる」は別物
競技復帰期で最も重要な考え方が、「1回できるか」ではなく「繰り返しできるか」です。
野球の投球動作やゴルフのスイングは、1回の動作では問題がなくても、反復によって違和感や痛みが出るケースが非常に多く見られます。
アスリートジムNeeDSでは、この反復耐性を競技復帰判断の重要指標としています。
競技動作への段階的アプローチ
いきなり100%は絶対にNG
競技復帰期において、最も避けるべきなのが「いきなりフル動作・フルスピード」です。
競技復帰は、
・部分動作
・低強度
・低スピード
から始め、段階的に負荷を引き上げていく必要があります。
六甲道のパーソナルジムNeeDSでは、この段階設定を非常に重視しています。
野球選手の競技復帰アプローチ
野球では、投球・打撃・走塁といった複数の動作が絡み合います。競技復帰期では、
・フォームの再確認
・出力を抑えたスローイング
・投球後の肩・肘の反応チェック
を徹底します。
スピードアップを焦るあまり、フォームが崩れると再受傷のリスクが高まるため、慎重な判断が必要です。
ゴルフ選手の競技復帰アプローチ
ゴルフでは、回旋動作と体幹の安定性が競技復帰の鍵となります。
飛距離アップを意識しすぎてフルスイングに戻す前に、
・ハーフスイング
・スイングスピードの段階的増加
・ラウンド後の身体反応チェック
を行い、身体が競技負荷に耐えられるかを確認します。
競技復帰期に必要なフィジカル要素
筋力・パワーだけでは足りない
競技復帰期では、筋力やパワーだけでなく、
・安定性
・協調性
・持久力
といった要素が重要になります。
特に野球やゴルフでは、スピードアップや飛距離アップを支えるための体幹と下半身の安定性が不可欠です。
全身連動の再構築
競技復帰期では、局所の強化ではなく、全身の連動を意識したトレーニングが中心となります。
アスリートジムNeeDSでは、競技動作を分解し、必要な動きを段階的に再構築するパーソナルトレーニングを行っています。
メンタル面の競技復帰も重要
「また痛くなるかもしれない」という不安
競技復帰期では、身体だけでなくメンタル面の不安も大きな課題となります。
一度怪我を経験した選手は、無意識のうちに動作を抑制してしまうことがあります。
この心理的ブレーキが、パフォーマンス低下や新たな怪我につながるケースも少なくありません。
成功体験の積み重ね
アスリートジムNeeDSでは、小さな成功体験を積み重ねることで、選手の自信を取り戻すアプローチを行っています。
これは、学生トレーナーも学べる現場教育の中で非常に重要なポイントです。
競技復帰期にやってはいけないこと
復帰時期を期限で決める
大会日程や試合予定を基準に復帰を判断すると、リスクが高まります。身体の状態を最優先に考えるべきです。
トレーナー任せ・自己判断
競技復帰は、医療・トレーナー・選手本人の連携が不可欠です。どれか一つに偏ると判断を誤ります。
まとめ
受傷から競技復帰までの流れは、急性期・回復期・リハビリ期・競技復帰期という段階的なプロセスで考えることが重要です。急性期は損傷部位の保護と炎症管理を最優先し、回復期では安静から運動へ安全に移行する準備を行います。リハビリ期では機能回復と正しい動作の再構築を進め、競技復帰期では競技特有の動きに身体とメンタルを適応させます。各フェーズを丁寧につなぐことが、再発予防とパフォーマンス向上につながります。
“学生トレーナーも学べる”──教育の現場としてのNeeDS
現場で「生きた学び」を得る学生トレーナーたち
神戸・六甲道にあるアスリートジムNeeDSの最大の特徴の一つは、
アスリートのためだけでなく、未来のトレーナーを育てる教育の場でもあることです。
大学や専門学校でスポーツ科学やトレーニング理論を学ぶ学生たちは、
教科書の中だけでなく、実際の現場で「生きた身体」と向き合うことによって本当の意味での理解を深めます。
NeeDSでは、その「現場学習」のステージが整っています。
六甲道という地域に根ざした温かい空間で、学生たちはアスリートや一般クライアントと直接関わりながら、
ストレングストレーニング、解剖学、神経生理学、コンディショニング、フィードバック技術といった
現場で即戦力となるスキルを体感的に学びます。
“教える”のではなく、“感じて、考えて、伝える”学び
NeeDSで学ぶ学生トレーナーは、最初から指導に立つわけではありません。
まずは「見る力」「聴く力」「感じ取る力」を磨くことからスタートします。
例えば、アスリートのスクワットを観察しながら、
「どの筋が動いているか」「重心がどの位置にあるか」「呼吸のタイミングは適切か」など、
動作の中の“意味”を探る訓練を重ねます。
この「観る学び」が、やがて「考える力」へと変わり、
最終的には「伝える力」──つまりトレーナーとしてのコミュニケーション能力へと繋がっていきます。
教科書に載っている理論を覚えるだけではなく、
現場で“なぜそうなるのか”を自分の目と手で確かめ、考え、伝える。
このプロセスの中で、学生は“トレーナーの思考”を身につけていきます。
教科書では学べない“トレーニングのリアル”
NeeDSが学生教育で重視しているのは、トレーニングを「理解」するだけでなく「体験」として理解すること」です。
授業で学んだ言葉は、
アスリートの身体を前にした瞬間、その意味を現実の感覚として理解できるようになります。
トレーニング中に様々な問いをトレーナーが投げかけ、
学生はその反応を観察し、修正案を考え、時に自ら身体を動かして実験します。
こうした“動作と理論の往復学習”が、NeeDS教育の中核です。
学びの循環──アスリート、トレーナー、学生が育ち合う場
NeeDSの現場では、「教える側」と「教えられる側」が固定されていません。
トレーナーはアスリートに動作教育を行い、アスリートはその結果を学生に共有し、
学生はその変化を観察・記録しながら再びトレーナーにフィードバックします。
このサイクルの中で、それぞれが“学びの主体”になります。
トレーナーがアスリートを教育し、アスリートが学生を刺激し、学生が現場に新しい視点をもたらす──。
NeeDSは、そんな学びが循環する有機的な教育環境を実現しています。
この環境があるからこそ、アスリートも学生も「共に成長する空気」を感じ取れるのです。
六甲道という地域に密着しながら、学びのネットワークが広がり続けています。
現場で育つ「教育的トレーナー」
NeeDSが育てたいのは、単にトレーニングメニューを組める人ではなく、
“教育的に指導できるトレーナー”です。
教育的とは、相手に「気づきを与えられる指導」を意味します。
選手に動作を押し付けるのではなく、選手自身が理解し、自ら修正できるよう導く力。
そのためには、トレーナー自身が「人を観察し、問いかけ、傾聴する」姿勢を持つ必要があります。
NeeDSの学生たちは、現場でその在り方を体感しながら、
やがて自分の言葉でアスリートと向き合えるようになります。
その瞬間こそ、彼らが“学生”から“トレーナー”へと成長する節目です。
六甲道から全国へ──教育型ジムの可能性
NeeDSのように、学生トレーナーが実際に現場に立ち、アスリートと共に成長できる環境は全国的にも稀です。
神戸・六甲道という地域から生まれたこの教育モデルは、
「ジム=鍛える場所」という従来の概念を超えて、
「ジム=学びと成長の場」へと進化させました。
ここから巣立った学生たちは、全国のスポーツ現場で“教育的トレーナー”として活躍しています。
その原点は、NeeDSで培った「現場で感じ、考え、動きながら学ぶ」経験にあります。
アスリートの成長を支えるだけでなく、
未来のトレーナーを育てること──それこそがNeeDSが地域と共に描く、
“循環するスポーツ教育の理想形”です。
六甲道・神戸でパフォーマンスを高めるならアスリートジムNeeDSへ
六甲道のアスリートジムNeeDSでは、アスリートから一般の方、そして学生トレーナーまで、「動ける身体」を育てるプログラムを提供しています。
神戸・六甲道で本気で身体を変えたい方へ。
トレーニングで、あなたのパフォーマンスは必ず変わります。


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