幅広い年齢層や様々な身体状況を持つすべての人たちが適応できるように構成された多種多様な動きやポーズのなかで、
私達の身体に備わっている7つの感覚システムにアプローチし、お客さまが本来持っている背骨の長さを引き出し、関節の理想的なスペースを確保し、
呼吸が最適に行える身体へ整えます。
・7つの感覚システム【視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚・前庭器官・深部感覚】
トレーナーはこれら7つの感覚システムを刺激して、お客様の身体の動きと呼吸がより快適に引き出せるようにアプローチします。
人の身体の動きとは面白いもので、違う人同士が同じ運動(例えば前屈)を行う時、視界に移る目標物を見ながら(視覚刺激)動く方がより柔軟な動きが引き出せる人と声や音の聞こえる方角に向かって耳を傾けながら(聴覚刺激)動く方がより心地よい身体の動きを引き出せる人に分かれたり、感覚刺激の違いによって身体の動きが変わることが多々あります。
A-yogaでは、人によって違いがある感覚刺激の優位性を活用して、「ここまで自分の身体が動けるとは思っていなかった」という新たな経験をご提供します。

・ホームベース
左右の骨盤が中央で交わる位置にある【恥骨】、骨盤の一部で両脚の付け根付近に一つずつある【上前腸骨棘】、
おへそから左右の胸に向かって拳一個分登ったところに一つずつある【肋骨下角】の5点間を結んだ形を体幹の【ホームベース】と呼んでいます。
A-yogaでは、このホームベースに異様な歪みが発生していない状態を作り、保ちながら身体を動かし、または歪みが発生している場合はヨガの動きと呼吸法を使って、
ホームベースを構成する各ポイントが本来あるべき位置に戻るように誘導していきます。
・4つのリング
頭部から骨盤までの間に設定した4つのランドマークを「リング(輪)」と表現します。
第1のリング:左右の耳の高さに設定した頭部のリング。身体を動かす中で頭が理想的な位置に置けているかどうかを評価するランドマークです。
第2のリング:左右の肩、鎖骨のリング。頭部のリングの動きと連動して理想的な縦関係を築けているか評価します。
第3のリング:みぞおちの高さにあるリング。このリングが理想的な位置にあるかどうかは、ホームベースを構成する肋骨下角の状況にも影響を与えます。
第4のリング:骨盤帯のリング。このリングは骨盤の傾きに大きく影響されるため、このリングを理想的な形に整えることは、体幹部の土台をしっかりと構成するためにも非常に大切です。
この4つのリングが、身体を横から見ると縦一直線に並び、そして1つ1つのリングの面同士が水平に向き合っている姿を頭の中でイメージしながら、ヨガの多種多様な動きに取り組みます。
